サーバーの移転をする前に、ローカル環境で新サーバーでいつも通りのブログとしてアクセスできるか、該当のデータベース・ファイルの入れ間違いなどで、表示がオカシくなっていないかテストして、サーバー引っ越し前に確認しておくと安心ですよね。
- 新サーバーのエックスサーバーを例に動作確認の設定方法
- hostsファイルの設定と、キチンと設定できたか確認する方法
- どんな動作を確認すれば良いか
サーバーの引っ越し準備が完璧にできたか確認するお手伝いをします。確認事項を見てOKなら、エックスサーバーのDNSの設定をし移行していきましょう^^
サーバーパネルで動作確認URLを設定
ネームサーバーをエックスサーバーで登録する前は、ブログのデータを置いてるだけの状態なので、普通にアクセスすれば旧サーバーのロリポップがブログを表示している状態です。
DNS(ドメインネームシステム)を設定する前に、ローカル上で表示テストを行う準備をしていきます。
サーバーパネルにある動作確認URL設定をクリックしてください。
【動作確認URL設定の一覧】には、【現在、動作確認URL設定はありません。】となっているので、【動作確認URL設定の追加】をクリック。
【サイト】をご自身の【ドメイン】にし、【動作確認URL設定の追加(確定)】をクリック。※複数ある場合は該当のものをプルダウンして選択。
【動作確認URL設定の追加が完了しました。】となるので、戻るをクリック。
http://domain–com.check-xserver.jp/となっていればOK!
サーバー情報より、IPアドレスの確認をする
サーバーで動作確認アドレスを追加したので、PC側の設定に必要なあなたのサーバーのIPアドレスの確認を行います。
下記サーバー情報をクリックしたら、IPアドレスをコピーして、メモ帳にでも貼りつけてください。
これでPC側の設定に入ります。
DNS登録前のブログを確認、hostsファイルの編集
DNSドメインネームシステムで登録する前なので、アドレスにアクセスすれば旧サーバーのブログが表示されます。あなたのPCにあるhostsファイルで、該当のサーバーIPアドレスとブログのドメインを指定することで、一時的にローカルで見れるように許可をします。
設定後アクセスできるのは、許可したPCからのみ、新サーバーのブログを閲覧できるワケですね。PCに備え付けのメモ帳を開いてhostsファイルを編集します。
hostsファイルまでのパスと編集
hostsファイルをメモ帳で開き、動作確認したいIPアドレスとドメイン・サブドメインの追記をする手順を順を追って説明します。
メモ帳の場所をつい忘れてしまった方は下記をごらんください。

Windows10。メモ帳の場所
- メモ帳を開いたらファイルより、開くをクリック
- Windowsのhostsファイルまでのパスは、C:\ Windows\ System32\ drivers\ etc\ hosts
- Macの編集方法は、引用元でどうぞ^^
Windows2000:C:\WINNT\system32\drivers\etc\hosts
Windows95/98/Me:C:\Windows\hosts
Mac OS X:/etc/hosts/
- Macの編集方法は、引用元でどうぞ^^
- “検索条件に一致する項目はありません“とでたら、プルダウンして”すべてのファイル“を選択してください。
- hostsファイルが出てくるのでクリックして開く
hostsファイルにサーバー情報を追記
さっきのサーバー情報のIPアドレスをコピーしたものを、hostsファイルの一番下にペーストします。
IPアドレス、半角スペース、ドメイン。下記のように入力してください。
123.45.678.90 domain.com
123.45.678.90 www.domain.com
追記できたら、上書き保存!
上述の動作確認アドレス(http://domain-com.check-xserver.jp/)が記載されてるので、この設定をしたPCのみ、エックスサーバーのブログの表示状況が見れます。
編集したPCから、ブログdomain.com、www.domain.comにアクセスすれば、ローカル環境で新サーバーに置いている表示されます。
hostsファイル保存時、管理者の許可がない場合:WindowsのPC
名前を付けて保存
C:\ Windows\ System32\ drivers\ etc\ hosts.txt
この場所に保存するアクセス許可がありません。
管理者に連絡してアクセス許可を取得してください。代わりに〔ドキュメント〕フォルダーに保存しますか?
hostsファイルの上書き保存したとき、このように聞いてくる場合は、メモ帳を右クリックしてその他から管理者として実行から編集すればOK!
- スタート画面よりWindowsのアクセサリをクリック
- メモ帳を右クリックしてその他より、管理者として実行をクリック
そして上述のとおりhostsファイルの編集をすればOKです。
- 動作確認が済んだら、この項目を削除してくださいね^^
check-xserver.jp ページは機能していませんと出る
domain-com.check-xserver.jp ページは機能していません
domain-com.check-xserver.jp でリダイレクトが繰り返し行われました。
Cookie を消去してみてください.
ERR_TOO_MANY_REDIRECTS
- .hostの設定をやり忘れた。
- やったけど、記載を削除した。
- .hosts設定をしていない違うPCで設定を試した。
- 違った場所に保存した。
これらが考えられます。設定をしたPCで試すか、再度設定をしてみてくださいねっ。
新サーバー経由で表示してるか確認する方法
ブログがキレイに表示でき成功している場合、本当にそれが新サーバーのものか確認してみましょう。hostsファイルがうまく設定でき表示されているブログが旧サーバーのものでない!とわかれば安心してDNSを登録して本格始動できます。
本気でマイッタけど、分かればなるほど!教わった正しい確認方法を紹介します。コマンドプロンプトを開いて、下記2つを入力して確認する方法です。
- nslookup dmain.com
- ping dmain.com
新・旧サーバー、どちらで表示してるか確認
hostsファイルで書いたサーバーのIPアドレス・ドメインがキチンと新サーバー経由のブログが表示されているか確認する方法になります。
PCのコマンドプロンプトを開いて、下記の貼り付けます。
ping domain.com
Microsoft Windows [Version **.*.*****]
(c) 2016 Microsoft Corporation. All rights reserved.C:\Users\owner>ping domain.com
domain.com [123.45.678.90]に ping を送信しています ** バイトのデータ:
123.45.678.90 からの応答: バイト数 =** 時間 =**ms TTL=**~ 略 ~
ドメインの後ろ『新サーバーのIPアドレス』が表示されていれば、現在そのPCで見ているのは、新サーバーのブログが表示されている状態です。違っていれば、動作確認の設定が反映されるまで待ってくださいね。
ブラウザに表示されてない、サーバーはどちらか確認
コマンドプロンプトを開いて、下記を貼りつけ実行してください。
nslookup domain.com
hostsファイルに追記しているとき
旧サーバーのIPアドレス『098.7.654.321』が下記のように表示される場合
権限のない回答:
名前: domain.com
Address: 098.7.654.321
旧サーバーのIPアドレスは権限がない!と言うことです。
hostsファイルで新サーバーのIPアドレスを指定し権限を与えているから、旧サーバーのIPアドレス経由は『権限がない回答』となります。
hostsファイルに追記を削除したとき
権限のない回答:
名前: domain.com
Address: 123.45.678.90
権限のない回答が、新サーバーのIPアドレス『123.45.678.90』だったら、現在は旧サーバーで表示されているとなります。
ややこしいですけど、サーバーが教えてくれました。
DNS登録後、新旧サーバーどちらで表示してるか確認
動作確認後、新サーバー・旧サーバーどちらで表示されているか見る方法は、上述のとおりでも確認できますが、コマンドプロンプトを開くのは面倒なので、別の方法の一例をあげておきますね。
- 新旧サーバーのアクセスログを見る
1日通してどれくらいDNSが浸透したかを確認できるから。 - ブラウザがChromeの場合PCから確認するには、IPアドレスの確認ができる拡張機能IP Address and Domain Informationなど使って確認する
- ドメイン/IPアドレス サーチなどの確認サイトを使う
これらで確認すれば、旧サーバーを切るタイミングがわかりますよね。
完全にDNSが浸透し終わるのが、いつかわからないので旧サーバー解約は、数日余裕をもって置いておけば、そっちのブログが表示された人も『DNS登録されていない』とエラー画面が出ないので安心です。
動作確認のチェック内容
データベースやFTPでアップしたWordPressのファイル内容が表示できているかなど確認します。
- 管理画面やブログのTOP画面・固定ページ・投稿ページ・画像などにエラーが出ていないか
LINKHTTP500内部サーバーエラー(Internal Server Error)の意味とは?誰もが理解出来るかもページ
キチンと表示されてないなら、旧サーバーのデータベース、最新のものをエクスポートして、新サーバーへインポートしてください。
LINKWordPressデータベースのバックアップ!エクスポート詳細設定方法を、初心者がメチャクチャわかるよう説明
エクスポート・インポート後、
- データベースの名前・パスワードなど(自動インストールで導入したなら触らない)
- テーブル接頭辞(自動インストールで導入したとき、旧サーバーの接頭辞と一致させる)
新サーバーの接頭辞と一致しているか、確認してください。
LINKWordPressのデータベースMySQLって何?タンス?phpMyAdminログインの詳細から説明
画像が表示されてない。プラグインが入ってない。CSSが全然効いてない状態なら、最新の旧サーバーのバックアップファイルplugins・themes・uploadsを新サーバーへアップしてください。
LINK初心者向け!WordPressのバックアップ方法、記事をエクスポートする手順
- プラグイン・画像の導入がキチンとできているか
- www・https統一リダイレクトが出来ているか
- .htaccessに書いたリダイレクトが正常にできているか
- 管理画面の設定がキチンとできているか
これらを確認していたら、安心です。
LINKエックスサーバーで新規WordPressを導入後、サーバーと管理画面でする設定
ついでにアドセンスの広告のチェックもしておきたいですね。テーマの変更をしてなければ、特に表示に心配はなく安心でしょうけどねっ。
LINK恐怖・アドセンスからの警告メール!メッセージが来たときポリシー違反で確認した内容と対処
鬼のように確認するかどうかは、あなたの設定次第❦参考まで^^
表示テストで問題なければ、hostsファイルの情報で追記した2行を削除し、再度保存してから、DNSを設定をしていきましょう!
エックスサーバーでチェックしておくと良い初期設定と、DNSの設定など必要な部分をチェックしてくださいねっ❦
さいごに
動作確認の確認で、公開できる状態になったらネームサーバーを切り替えて、完全にエックスサーバーで表示されるようになるまで、旧サーバーの解約は待っているほうが安心です。
- 解約までもう一息、切り替え完了の確認の様子をみてくださいね。
それでは、かうたっくでした!
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