家で火災が発生したときの対策として、初期消火を安全にする準備してますか?原因の多くはてんぷら油からの発火、その他たばこの不始末、放火だと、避難訓練で消防のかたが教えてくれました。
まさかの事態を想定してすぐに対応できる環境を作っておくのが大事で、家族に即行つたえた、消火器でチェックしてほしいことは火災への備えです。
消防のかたから聞いて、印象的だったこと。火災が起きないよう知ってもらいたいこと。お家で火災がおき、火が出たときの対応できることをご紹介。また家庭用消火器を真剣に探した結果、選び方が分かったのでチェックしてくださいね。
初期消火が大事!
消防のかたや、地域の電気・ガス会社の人が言うことは初期消火がメチャクチャ大事!ってことです。てんぷらの油なんて火が付くと酸素がある限り燃え、どんどん火が大きくなるのはわかりますよね。
火災が起きた時点で即、初期消火できるよう対応することで大事に至らないです。万が一発火したら、どうしますか?
色々な避難訓練に参加してきたかたなら、わかること。
- 大きな布に水を含ませしぼり、火を鎮火させる。
菜箸等長い柄になるものに掛ける
菜箸やハタキの柄、長い棒などに濡れタオルを二つ折りにして掛けます。 菜箸やハタキの柄、長い棒などに濡れタオルを二つ折りにして掛けます。
参考:利用できるもの
台所にある物では
・菜箸・お玉の柄・フライ返しなど。家庭の中にある物では
・ハタキの柄・布団叩き・孫の手・長い竹の定規・野球のバット・ゴルフクラブなど。炎からある程度の距離が取れるのでやけどの危険から身を守ることができます。
詳しくは引用元をご覧ください。初期消火をスムーズにできれば被害は広がりません。
何より命が大事!大声で周りに伝える
初期消火の時点で火が大きすぎる場合。煙で命がなくなる場合があります。過去に同じマンションで火災がおこり、ほんの2~3M先の玄関先まで到達できず熱風の中、煙でお亡くなりになられた方がいました。
- 初期消火が無理だと感じたら、逃げてください。
- そして、大きな声で周りに伝えてください。
誰一人亡くなって良い命なんてありません。自分も家族も地域のかたもです。
- 火事だぁ!逃げてぇ
ほかのお家の人にも声をかけてください。ご老人で身体など不自由な人がいるなら、いち早く声をかけてください。
消火器について
マンションでしたら、消火器は地治体で管理してくれてますが、家に備え付けがある場合、自分で管理しなければいけません。
消防のお話で聞いて驚いたことは、消火器の劣化による事故があること。
消火器の中にピンク色の消化剤が入っていて、今は元々その中に圧力がかかっているそうです。昔のものはレバーを握ると圧力が入りノズルから噴射するものが主流と伺いました。(後述)
消火器の点検
家の消火器はどこに置いてますか?キッチンに置いてるかたもいるかと思われます。そこで聞いた話が、消火器の底をチェックしてほしい!とのことでした。
底がサビて薄くなってる場合、圧力に耐えかねて底が爆発してしまうケースもあるようです。火災が起きて使うとき、爆発してそれが人にあたってしまうと、初期消火どころか恐ろしい結果になります…。
加圧式粉末消火器には、加圧用のガスボンベが入っています。本体上部のレバーを握ることにより、加圧されたガスが瞬間的に本体容器内に充満して、消火薬剤を放出します。そのとき、本体容器が錆びているとその部分が圧力に耐えられず、破裂してしまうことがあります。
古い消火器でも、何もしなければ突然破裂することはありませんが、消火器は雨水がかかるような湿気の多い場所には置かないようにし、日常的に点検を行いましょう。引用元:消火器の処分方法|神戸市
こちらの引用先に、処分方法として、販売店で買い替えるとき下取りしてくれる販売店もあるそうですが、どこだかは不明です。買い替え前には、販売店に問い合わせるのも手です。
消火器の底だけではなく外観やホース、使用年数などをチェックしてください。詳しくは下記リンクを参考にどうぞ。
参考ご家庭に消火器を備えましょう2.消火器の点検と設置場所|消防防災博物館
日本の消火器の使い方
消火器は日本全国で使い方が統一されていると教わりました。
- 黄色いピンを抜く
- ホースを火元に向ける
- レバーを握る
消火器を使う時の注意点1・消化剤の出る時間
メーカーによって多少の時間差はあるものの、消火剤の出る時間が非常に短いことです。
- 消火剤の出る時間は12~15秒ほど
火を消す前に予行演習とかしたら、鎮火させるためのものが、1本終わってしまします。
- 初期消火で使って火が消えないとき
- 逃げる
- 大声で周りに知らせる
- 通報する(してもらう)
地域ぐるみで助け合わなければいけません。
消火器を使用するときの注意2・消火剤の出る距離
消火剤は3メートルから5メートルほどの距離しか届きません。と教わりました。10M手前から噴射しても全く意味がありません。でも!
あまり近すぎると、勢いで火の粉やてんぷら油をぶちまけて、更なる被害がでる可能性も大いに考えられます。
噴射距離と、身の安全の確保をしながら、徐々に火元を消していくのが大事ですね。その辺、分かりやすいページは下記を参考にしてください。
火災のとき高層マンションでもエレベーターは使わない
火災がおきたときエレベーターに乗るなんて、おそろしい行為だと思いませんか?
エレベーターの隙間から煙が充満しますよね。隙間があっても密室で、逃げ場は1つですよね。
エレベーターも火災のときは、1階づつ止まり火事と言うことをしゃべって教えてくれます。しゃべらないエレベーターがあっても・火事に気付かない場合でも、押してもない階層で止まるのはおかしいと思って、避難してください。
- 煙の臭いがしたら、乗らないで火事なのか確認
- 避難階段から降りてください。
火災が起きてる階に近づくと煙が漏れてます。私が知ってる限りでは、煙が漏れてる状態で玄関先はムチャクチャ熱くなってて、消防隊が来るのを待つほか何もできません。
上層階で大きな煙を感じたら、別の非常階段を使うのも手です。
煙は2次災害をまねく
マンションの住民は、火事が起こると行き場を失い、近くで鎮火を見守ります。逃げてる最中、または見守ってる最中に煙を吸い込み救急車で搬送されたケースがありました。
この2次災害は、タオルやハンカチなどで口を押える事で防ぐことも可能な場合が、おおいにありますよね。
- 時間がかかる場合、煙が来ない場所で避難するほかありません。
あと濡れタオルを口に当てる…なんて話を聞きますが、上述の引用どおり濡れタオルを鍋に被せるのは、酸素をなくして鎮火させる方法です。
- 間違っても小さな子供・赤ちゃんの口に濡れタオルをあてない!
煙を吸わせたくない一心。気持ちはわかります。でも息が出来ないですから…。
家庭用の消火器を選ぶポイント
家庭用の消火器はどんなものを選んだら良いのかで、調べてみました。
国家検定品で消火器は販売されるので、検定の印がないのはまずあり得ないということです。そんな消火器に入ってる消火剤について話を聞けました。
- 消化液に強化液が入っているもの
これは家庭でのいろんな火災に対応できるので、その方が安心です。てんぷら油だけでなく、ストーブの火災ABCなど対応できると消防の予防課でお話を伺いました。
ABC?って何かを調べてみました。
日本の消防法では、対応する火災により以下の3種類が表示されている。
A火災(普通火災)用
紙、木、繊維、樹脂など、主として固形物が燃える一般的な火災に適応。
B火災(油火災)用
油、ガソリンによる火災に適応。
C火災(電気火災)用
電気設備の火災に使用可能。引用元:消火器|ウィキペディア
消火器を家庭に置く義務は、ありません。※地域によって市の条例はある可能性も。
もし不安な事があれば、地域の消防局の予防課で伺ってください。もちろん公務員さんなので、メーカーなどは一切教えてもらえません。
- どのメーカーが良いか迷うなら
- 地域の消火器のメーカーを確かめて選ぶのも手
また下記リンクを参考にしたところ、家庭用の消火器の特徴と、選ぶポイントを下記でも確認しました。
- てんぷらやストーブ火災にも対応
- 5年をめどに買い替え
選ぶポイント
- 普通火災・油系・電気系の火災。どれが対応しているか確認
- 認証機関の表示があるか
- 住宅用消火器と表示があるか
これらがチェック項目になりますが、詳しくは下記でご確認ください。
家庭用消火器の値段が全く違うのはなぜ?
家庭用消火器は、5年間で買い替えになりますが、探してみると4000円ほどから8000円ほどと差があるのが気になります。
なぜこんなに違いが出てくるのか。というと、使ってるモノ『消火剤』です。安い消火器は、業務用と同じピンクの粉が入っていて、上述のABCどの火災でも対応します。
でもお酢の力で消火する消火器、キッチンアイは成分が全く違ってるけど、ABCどの火災でも対応すると、モリタ宮田工業株式会社さんも言ってます。
消火訓練で外でしますけど、あのピンクの粉をキッチンや部屋にまくわけなので、片付けの手間がかかるのは目に見えて…><
もう1つはただの憶測として見流してください。
- 古い可能性?5年使えるのは(推奨なのかな)買ってからと言うより、製造からと言うこと!とだけ^^;
お酢の力で消火する住宅用強化液、消火器キッチンアイの特徴
- お酢をベースにした身体に優しい中性薬剤を使用(液状)
- 出火の後の片づけが楽
- 冷却効果もある
- 住宅防火安心マークも取得
おまけにキッチンや部屋に置いてるとき、普通の消火器よりデザインが可愛い。
だから値段も変わってくるわけです。下記を見ていただいたら、粉の消火器との違いが分かりやすいですよ。
家庭用として考えるなら、やっぱり住宅用強化液(中性)消火器キッチンアイのほうが売れているそうですが、私もこれを知って納得して買うことができます!
万が一の事を考えて備えていると約5年は安心度も全く違いますからね。
てんぷら油専用で初期消火でチェックしているもの
消火器はいざと言う時使うものですが、初期消火で良さそうだからとチェックしているものがあります。※こちらは消火器とは全く別の部類です。
てんぷら油の火災用で、この箱ごとそっと油に入れるもの。消火器を使うまでない場合使ってみる価値がありそうだと思ってます。それでまた発火したら消火器の出番。2度の安心感がありますよね。
これはてんぷら油用で個人的にチェックしているものになります。使用期限が過ぎたらハサミで切って、流せるのも安心です。
ちなみに、カーテンに火が燃え移ったとき用としては、ボールをチェックしてます!
※この2つは、使用する用途が決まってます。電気の火災では通用しません。
欲しいものはチェックして買うタイプだから、知ったこと分かった事をシェア。これから購入!
さいごに
家庭での火災は、一歩間違った行動をとることで起こります。ほんの数時間前まで元気だった人の命が亡くなり、メチャクチャ怖いです。
被害を最小限に抑えるためには初期消火は大事になりますが、避難と周りの声かけ、消防への通報が大事です。
一般人にできることは、日頃から火災が起きたときどう対処するか。地域のどこに消火器があるか、消火器がすぐに出せるか。そこまで時間がかかるようなら、いざ火災がおきたとき、どう対処するか、まずシミレーションしてみてください。
実際に火事を出したことがないので、その恐怖は私も想像できません。私やあなたができること、考えて行動してみませんか。
それでは、かうたっくでした。
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