何らかの考えで新たにブログを運営したいけど、マルチドメイン・サブドメイン・サブディレクトリと聞いても、具体的に分からない。SEO的にはどうなんだろ?と気になる初心者に、3つの違いはどんなものかをご紹介。
これらはレンタルサーバーの同一アカウント内で複数のブログを運営するスタイルなので、サーバーの容量からチェックしていきますね^^
ついでにSEOについて『よくある意見』と、個人的にオススメな方法をご紹介❦
サーバーの同一アカウント内、複数ブログ運営について
サーバーでアカウントを1つ持っていて、容量が100%の内、10%使っているとしたら、もう1つ持つと単純計算すれば20%位になりますよねっ。1つのアカウント内で、余っている容量を活かそうと言うお話しです。
また実際運営していくとアクセスもドンドン増えていきます。そのときどれだけの同時アクセスに持ちこたえられるかも後々、考慮していきたいトコロ。
同一アカウント内に複数のブログをと考えるのなら、メリットとデメリットも頭に置いておくべきですよね^^
費用メインのメリット
- 新たにサーバーアカウントをとる時の初期費用・サーバー代が不要
大きなメリットとして、サーバー代が1つなので料金が節約できるのがメリットです。
- 新規独自ドメインで別ブログを運営する場合
- ブログが大きくなり容量が増えたころ、別アカウントに移転すれば良い
- または安定した転送量のサーバーへ移転など
ブログがどれだけ大きくなるか、長期で運営できるかも不明、アクセスに耐えられるだけの転送量のピンとこないのが現状ですし、レンタルサーバーのプランによっても違いますよね。それまでは、同一アカウント内で運営していると、それまで費用も浮きます。
デメリット
- 多数のブログが同時に動くと。サーバーが悲鳴をあげたとき、ブログがストップする場合も。
一般的に言う503エラーや500エラーなどサーバー内部エラーが、不定期に出現しブログが表示されなくなることもあります。
LINKHTTPステータスコード301.403.404.500・503等の意味
LINKHTTP500内部サーバーエラー(Internal Server Error)の意味とは?:目次1章4:CGIの負荷が大きい(CGIプロセスが多数動作)…とは?
- 順調にアクセスが伸びると負荷が大きくなり、サーバー内部でエラーがでると…
- ブログをわけたり、別アカント・別サーバーへ移転のため、知識と手間が生じる
LINKWordPressサーバー移行手順!ロリポップからエックスサーバーへお引越し
- 複数ブログがあるので、間違えて別サイトに上書きする可能性が高まる
- バックアップフォルダを間違えて上書きしたり・アップロードしたり。
- 間違ったら『面倒くさい作業』も増える
LINK初心者向け!WordPressのバックアップ方法、記事をエクスポートする手順
言い出したらキリがないですが、運営していくとなぜか間違って本番環境を削除してしまうなどあります。数が増えると気を付けているはずでも起こる場合も^^;
LINKWordPressの削除方法と、間違って削除したとき復元する方法
LINKロリポップでサブドメイン簡単インストール方法!ブログが404ページになった時の対処法。または、ロリポップで新規導入したWordPerssを上書きして消えた時、復元する方法!
容量・人為的ミスなども頭に置いておいてくださいね。
サブドメインとは
サブドメインは、独自ドメインdomain.comの前にsub.domain.comとして運営でき、同じアドレスだし覚えてもらいやすいです。
サーバーやプランによってデータベースの数やサブドメインが持てる数は違うけど、独自ドメインを持っていたら複数のブログを持てますし。
LINKWordPressのサブドメインでテスト環境を作る手順
無料でサブドメインaaa.domain.comやbbb.domain.comなど複数のブログを運営など。ロリポップのライトプラン(ワードプレスが使える一番安いプラン)では300個まで無料で持てるけど、管理できる範囲でつかってください^^
ロリポップなどでは、DNSの登録が必要
新規運営でWordPressを導入しますが、ロリポップで契約しているドメイン会社(ムームードメインやお名前.comなど)にDNS:ドメイン ネーム システムの登録が必要です。
LINKムームーDNSのセットアップを完了させる手順!ロリポップでネームサーバー認証に失敗しましたと出た時の解決法付き
独自ドメインdomain.com・サブドメインaaa.domain.comは同じドメインdomain.comを使用するけど、独自ドメインにファイル更新などでエラーが出ても、サブドメインは別運営なので表示されたまま^^
ただドメイン会社が複数のドメイン・サブドメインなど持てる場合ドメイン代金は不要です。万が一持てないとき別途、じゅんびが必要になります。
サブディレクトリとは
サブディレクトリは、ドメインのその下層(ディレクトリ)にWordPressを置いて運営するスタイルです。
ドメインが同じ、サブディレクトリ毎にカテゴリを分けて巨大ブログの運営など可能になります。
- 独自ドメインの下層
- domain.com/hogehoge/
- domain.com/hogehoge/gehoho/など
- サブドメインの下層なら
- sub.domain.com/hogehoge/
- sub.domain.com/hogehoge/gehoho/など
hoge.comが『WordPress関連の設定など』扱うとしたら、カテゴリ分けをブログ単位で運営するなどの方法とか。
- domain.com/theme(WordPressのテーマ特化ブログ)
- domain.com/plugin(プラグイン特化ブログ)
- domain.com/seo(SEO特化ブログ)
かなり巨大サイトですよね^^;
サブドメインと、サブディレクトリのSEOの関係について
SEOを知らない初心者はまず下記引用を読んで、鈴木さんの考えを参考にされてはいかがでしょうか?
一方、ブラジルのグーグル サーチクオリティチームで以前働いていたペドロ・ディアス氏は、こんなクイズをGoogle+で投稿した。
ブログを開設するなら、サブドメインとサブディレクトリのどちらがいいか?
- 自分のビジネスのニーズと技術的なリソースの制限に最も合った構成を選択する
- 有名なSEOエキスパートが推奨する構成を選択する
- URLがルートドメインに近ければ、どの構成でも構わない
- URLがわかりやすければ、どの構成でも構わない
- いちばん簡単な構成を選択する
~ 中略 ~
既存のサイトとテーマの統一性が取れていて、技術的にまったく問題がないのであれば、SEO的なメリットがあるかもしれないサブディレクトリを選ぶのもいいだろう。
既存のサイトとテーマ的に異なるのであれば、サブドメインを選ぶのもいいだろう。
しかし、この選択はSEOを中心に考えるべきものではなく、「自分のビジネスのニーズと技術的なリソースの制限に最も合った構成を選択する」のが正しいのではないだろうか。SEO的な利益だけを期待して、サブドメインのサイトをサブディレクトリに変更する必要まではないと、筆者は考える。
引用元:「サブドメイン vs. サブディレクトリ」は決着のつかない対戦なのか? | 海外&国内SEO情報ウォッチ | Web担当者Forum
筆者:鈴木 謙一さん
微妙に『サブディレクトリの方が独自ドメインの効果』があるようですが、検索エンジン最適化「SEO」は、訪問者が検索してその答えを検索結果として表示され、そこから検索ユーザーがブログに訪れますよねっ。
訪問者が欲しいAテーマの関連情報が豊富なページをカテゴリわけを考えて、それでもページが充実するなら、Aテーマのカテゴリを『ドメインの1つ下の階層にサブディレクトリ』に分けても良いのではないか。
それ以前にユーザーの需要が『色んなページをサラサラ知りたい』と言う事なら、カテゴリ『プラグイン・テーマ・SEO』を独自ドメインでカテゴリわけして運営を。
- たとえば、育児ブログとWordPressの技術ブログ。
ゴチャゴチャで不要な情報が混ざる!育児ばかりを取り扱ってほしい!と言うニーズもあり、ユーザーがページを巡回しやすいと感じれば、重要な方を独自ドメイン。
もう片方をサブドメインで運営するなど。それで運営者も管理しやすいのであれば。頑張ってドメインを分けても、管理者が更新しやすい管理しやすくないと続かないのではないでしょうか!?
嫌!どちらも独自ドメインでの運営が良いと言う考えなら、マルチドメイン(後述)という手もあります。
- にある「一番簡単な構成で選択」
1つのブログでカテゴリA、B、Cそれぞれのテーマを分けてユーザーが迷子にならない設計を考慮できれば、それで運営すれば良いと個人的に思います。
※人によって最適なカテゴリ分けの認識が違うので難しいです。
まわりのSEOにとらわれず、記事の質をあげる。今できることをやれば良い
色々ゴチャゴチャ書きましたが笑
ユーザーの立場にあう記事内容である事を考え記事にするのがSEOで、運営サイト・記事毎に色んなニーズがありそのニーズに答えるよう最適化していく。
- ユーザーが満足できる独自の記事を作るのがSEO。
ユーザーの検索結果にでる『ページ:記事』が、ユーザーが満足する内容であること。ユーザーの満足度を重視してるのが検索エンジン:Googleの特徴です。
検索したとき知りたい事が書いてる記事・それ以上、期待を超えた情報だったら、満足しませんか?
サーチコンソールで不具合がないか管理者に教え・検索トラフィック情報を提供、Google Analyticsでブログの改善方法を調べられるツールを無料提供してるほどなので。
- ユーザーの検索結果である『記事の質を高めるため』にツールを提供
ユーザーが知りたい内容にマッチした記事の満足度が高ければ、ユーザー・Google・広告出してる企業・記事提供者にも利点はあり、良い循環ができる状況がSEOにもつながるという事です。
検索エンジンはユーザーのためにあると考え、『どの運営スタイルがベストか』運営者自身が決めれば良い。また『あなたが管理しやすく、提供しやすい方法』で。と言う話だったり❦
- 何より記事内容・質を高めるのが『一番重要』と言うワケです。
LINK初心者が解るSEO!検索エンジンの仕組みから説明しよう!
マルチドメインとは
同一アカウントの空き容量・転送量を有効につかって、domain.comと別ドメインbetu.comを新たに契約して、同一アカウント内で『別ブログを立ち上げる』 運営スタイルがマルチドメインです。
新規ドメインを取るのでドメイン代金がかかるけど、レンタルサーバーは既存のものだから費用は抑えられます。サーバーの容量・転送量に不安がなければ、何個か持てますね^^
- 全く別ドメインでの運営だから同じ経営者だと悟られたくなければ、こっそり❦日常大暴露ブログを運営できたり。
冒頭の方であげたレンタルサーバーでのメリットとデメリットは、頭に置いておく必要がありますが。ご自身のレンタルサーバーは対応しているのか見て検討してくださいねっ。
マルチドメインがおすすめな人
- サブドメインや独自ドメインと完全に分け切りたいとき
- サーバーの費用を抑えたいとき
- お試しで一度やってみたいとき
- 容量・転送量に余裕があるのが前提!
転送量などのリスク軽減の為、サーバーアカウントを新たに1つ借りて、独自ドメインとして新たにブログ立ち上げるのも手ですが、エックスサーバーなどは個人運営の場合余裕がある感じですね^^
LINKエックスサーバーで新規WordPressの作り方!アカウント作成・独自ドメインの登録手順
※需要の多い分野での運営や、内部リンクをつないでユーザーの欲しい情報を、次々と提供できる自信があれば、後に転送量が圧迫する恐れもあるかも知れませんね^^;
さいごに
あなたのユーザーにとって最善は何か?というお話でもありますが、運営のしやすさも大事だって事です。
個人運営でするなら、形・周りの意見にとらわれず、ご自身の考えで運営してみるのも良いかもしれません。もし多少失敗しても、次失敗しないよう学ぶので。
- ブログを始めたばかりで楽しんで運営するなら、雑記ブログも良いですね^^
1つのブログに色んな記事があるのって、書いてる人が見え隠れして個人的に好きです。
このブログは真面目に運営してる風の雑多ブログ(であり、実験ブログ)ですが、エックスサーバーの同一アカウントでマルチドメインとして複数ブログを運営していたり。※名前なんてどうでも良い派だったり…実は❦
- 検索流入からの検索ユーザーさんに、届けられる記事
- SNSを対象にしているならSNS上に存在するユーザーさんへ
何でも・どんな小さな事でも『何かを提供できれば良いのでは!?』と感じます。
それでは、かうたっくでした!
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