仙台に旅行に行って、秋保温泉のホテルきよ水に泊まったんですけど、仙台市内のその近辺で観光と言ったら、ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所です。
多くの方は、ニッカウヰスキーと言えば、北海道の余市蒸溜所。NHKアサドラのマッサンが思い浮かぶかも知れません。ちなみにマッサンと言えば、ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝さんですって。
仙台峡蒸留所の工場見学で印象的だった所や、アップルワイン、竹鶴 12年 ピュアモルト、さらに鶴17年を試飲をして知ったウイスキーの香りの違い。そんなウイスキーにあうおつまみをニッカウヰスキー公式ツイッターのレシピと共に公開してます。
はじめは、ニッカウヰスキーの蒸留所余市と仙台峡、似たような風土と気候、環境の中にある所から見ていきましょう!
ニッカウヰスキーの成り立ち
~ガイドさんより聞いた話&仙台峡で見てきたモノのまとめ~
創業者である竹鶴政孝がスコットランドで勉強し、風土の良く似た場所に蒸留所を作成しました。それが北海道の余市だったそうです。
当時の社名は、大日本果汁株式会社。りんごジュースも製造販売してた事でそう名前をつけたそうです。その後、日本と果汁の文字をとって“日果”ニッカとなり、現在のニッカウヰスキーになったと由来を伺いました。
竹鶴政孝のニッカウヰスキーの品質の良さを本家が大絶賛!
「日本で本物のウイスキーを作るんだ!」っとスコットランドでウイスキー作りを学んだマッサンの作品であるウイスキーに対して、元英国副首相が来日された時に言った言葉があります。
「50年前、頭の良い日本人の青年がやってきて、1本の万年筆とノートで英国のドル箱であるウイスキー作りの秘密を盗んでいった。」と、大絶賛されたと言うほどマッサンが作ったウイスキーの品質を褒め称えたそうです。
スコットランドでウイスキー作りを学んだノートは竹鶴ノートと呼ばれ仙台峡蒸留所でも複製本が保管されていました。このノートに書いたものを日本の気候と風土に合わせて再現されたんですね。凄い!
余市に引き続き建設された宮城峡蒸留所の風土と景観
新川(にっかわ)と名取川の合流地点に建設を選んだマッサン。そこには霧が立ち込め空気、気温、水などが綺麗でウイスキー作りにとって、好立地である理由で建設されたとか。
この新川は、ニッカと何か由縁があるのかなぁ?なんて思ってヨクヨク話を聞いてると・・・たまたま似た名前と言う事でしたぁー!
建物は赤レンガそして自然はそのままにしなさい。と終始言い続けてたように現在でも、赤レンガと緑に囲まれた景観が守られています。
そこには電線も見当たらない、徹底した管理をされていると言われた通り、景色も綺麗に整備されていました。
余市と仙台峡の味の違い、まっさんは鼻が利く!
仙台峡で蒸留を始めて終えたウイスキーを一口味わったマッサンは、「違うな。」っと一言いったそうです。従業員は、意にそぐわなかったのか。と固まりつつ続きを聞くと
“北海道の余市のものと違うから良い。これは、この地が作ってくれたものだ。感謝を込めてこの酒を川に注いできてくれ”
っと、従業員に命じたと言われて鼻の良さと厳しさと、その心意気が素晴らしいこともうかがえます。鼻の良さはツイッターで書かれてるのをみると、幼いころ大怪我したのが転じて鼻が利くようになったとか。

工場見学内見学で印象的だった所
自然の中にある工場内は整備されるのと、夏場の暑い時期に行ったのに(運がよく?)過ごしやすい気候だったのが印象的でした。マッサンが選んだ立地条件が、比較的過ごしやすい環境って事もあったのかも知れませんね。
沢山の棟が点在してるのですが、上述通り建物が赤で統一されているんです。幾つかの棟に入った印象的な所だけ抜粋していきますね。
蒸留棟内のポットスチルにしめ縄と紙垂(しで)がかけられている!
モルトウイスキーの蒸留する場所が、何だか神聖な場所な気がして。それはポット上部に紙垂(しで)が、かけられていたからでしょうね。マッサンを見た人ならご存知でしょうけど、そこで初めて知りました。
マッサンの生家は、広島の竹原市の竹鶴酒造です。そこのしきたりの通りマッサンも、しめ縄と紙垂(しで)を飾って、良いウイスキーが出来る様に願ったそうですよ。
お酒同様、ウイスキーも気候や水の環境が大事なんですね。自然の恵みに感謝する気持ちも、込められているんでしょう。余市も同様、しめ縄と紙垂(しで)を飾っているようです。
「わしの夢は日本でウィスキーを作ることじゃ!」 今週最終回を迎える #マッサン 。ニッカウヰスキー @nikka_jp 余市蒸留所がストリートビューに登場。見学もできるそうですよ。 http://t.co/mEruGC9KlS pic.twitter.com/4QYmhzOmvG
— Google Japan (@googlejapan) March 23, 2015
余市蒸留所が【ストリートビューに登場】したようなので、載せておきますね。
仙台工場は、2015年8月現在見当たりませんでしたけど、コチラが余市蒸留所になります。
貯蔵庫内では熟成の工程を目で見て感じる事が出来る。
ウイスキーの原酒を樽に詰め、熟成させていく様子を、透明小窓から色合いをのぞくと、若い時は白く、熟成が進むにつれて琥珀色に変わってきます。
その道中、水とアルコールが年に2%ほど蒸発するそうで、それを天使の分け前って呼ぶんですって。

天使に分け前を与えたから、こんなに美味しいお酒が出来たって言う意味でそう呼んでいるそうです。素敵な言い回しですね!
古めかしい樽が蒼然と並び、樽内の香りを楽しめる
数人居た子供たちは、そんな香りをここぞとばかりに楽しむべく樽の香りを味わって、うわっ・・・!って言ってましたw
子供にはちょっとキツい香りでしょね。
その光景に、ちょっとクスッっと笑いながら、私も1ヶ月貯蔵モルトから香りを楽しもうと、樽に近づき香ってみました。
ウワッ・・!!
大人が香っても、熟成がアマさ、アルコール臭がモワッ!!と鼻に付いてきました。子供も大人でもわかるほどの雑な感じの香りがすごいです。
5年貯蔵モルトになると、あっ♪これの方が好きー!なんて思ったり。飲みやすくなってそうなのが、大きめの子供?中高生位だった子でも分かっていた雰囲気でした。
12年貯蔵モルトになったら、丸いっていうのかトゲトゲ感がなくって、これが熟成の違いなんでしょうねっ!ほんとにまろやかで美味しい香りです。すでに試飲が楽しみになってしまいました。
あなたも、是非樽の香りの違いを感じてみては いかがでしょうか?
ウヰスキー蒸留所でお酒の醸造工程をはじめて学んだけど、聞きなれない事がおおいので、どんな施設・棟で何をしてるのか、下記リンクから見れるので参考にどうぞ。
試飲するウイスキーの説明
仙台峡は、立地的に美味しいウイスキーが出来るんですって。何よりもろみと麦芽、水が大事なんだとか。私が行った時は、次に紹介する3種類のお酒が準備されました。
アップルワイン
- リンゴのワインにリンゴブランデーを加えたうえ、ブランデー樽ぶてゆっくりと熟成させた原酒を使用。まろやかな甘さで深い余韻のある味わいが特徴。
- 昭和13年から販売しているにっかで一番歴史あるベストセラー商品。現在は、青森県弘前工場で製造。
- ストレートはもちろん、ロックや炭酸割りなど、楽しみ方いろいろ。
上記は、スクリーンに投影されたお酒の説明で、味の印象はかなり飲みやすく、どちらかと言うとお酒よりジュース感覚で飲めてしまうワインといった印象です。
12年もの竹鶴
- 甘いバニラのような樽熟成香。
- 青りんご、洋ナシのような果実香。まろやかでシルクのような口当たり。
果実のようにフルーティでフレッシュな味わい。- やわらかな酸味を伴ったややビターが余韻とキレの良さ。
上記は投影されたお酒の説明文。竹鶴17年は、2015年ウイスキー界の世界最高峰にもなったそうです。


試飲した12年もののピュアモルトです。
17年もの鶴
【香り】
- 華やかで豊かな果実香
- 甘く芳しい樽熟成香
- 長期熟成により、円熟の豊かで気品ある香り。
【味わい】
- シルクのようなやわらかな口当たり
- 上品ですっきりしたコクと円熟感豊かでスムーズな味わい
【フィニッシュ】
- 長く続く、芳しく華やかな余韻
上は試飲前のお酒説明で使われていた文ですけど、個人的な貧弱な感想は、
- のどにすぅ~っと通る飲みやすさ
- フルーティーかも♪
- 口に引っかかりが全く無く口当たりが柔らい。
これは、非常に美味しい!!飲み比べて完全に惚れてしまう味と飲み口でかなり幸せ気分になります。12年もの竹鶴が若く感じてしまう程、別格!っと思ってしまいました。
不思議ですよねっ。ホントに良いお酒をのんだら、その下の良いお酒が若く感じるなんて。。飲み比べたから、そう感じたのでしょう。
アルコールはキツいけど、独特のエグみを感じないんです。とにかくストレートなのに、スルスル飲めてしまって、なんて上品な美味しいお酒なんでしょう!と思えて仕方ないほど、香りと喉のとおりがよくてオススメです。
鶴だったけど、スーパーニッカに変わったようです
試飲できるお酒は、常に一緒ではないと聞いてましたが、まさかあのまろやかで飲み口が最高だった鶴は試飲できなくなったのか…。ですが、小さい瓶でも売ってるし、その他美味しいお酒はあります。
現在は鶴ではなく、スーパーニッカ^^
仙台工場でもこのように変わっています。
お土産には、仙台工場限定の宮城峡がオススメ
宮城工場限定の宮城峡は、案内してくれる方に詳しく聞いてあなた好みのシングルモルトをお土産にするのがオススメですよね!
フルーティーなものが数種類あるので、試飲の説明のあとお時間もらって、話を聞くこともできます。
一般的にも流通してますが、工場でしか手に入らないものを目当てに、(バーテンダーと)宮城蒸留所に同行しただけなのですが…^^;
下記は、一般的なシングルモルト宮城峡。工場限定ではありません。
仙台工場 限定品の宮城峡は、みずから足を運んで現地で購入してください。お土産として、工場見学で知識をもらった宮城峡のお話とともに、プレゼントするのもいいですね^^
ニッカウヰスキー仙台工場、宮城峡蒸留所へのアクセス
JRを利用し、送迎バスで迎えに来てもらう、またお車で利用の場合を紹介します。車のほうが、待ち時間がない分、早いです。
JRを利用する。仙山線の山形方面、作並駅まで
仙台駅から、JR仙山線の山形行『作並駅』へ向かい、そこから送迎バスがでています。通常、かかる時間は、快速なら32分。各停で43分。
ただ仙山線は作並駅の手前止まりの『愛子(あやし)駅行』もあり、乗り換えても『次の山形行に乗るかたちに。はじめから山形行を乗るのがいいですよ。
旅行のばあい、冬場は『愛子(あやし)駅ー作並駅間』で雪の都合で動かない延滞・運休になる場合もあるため春・夏・秋など、比較的安定して運航する季節が良いかと思われます。
※冬場はJR東日本の東北エリアの運休情報で、仙山線が平常運転かチェックしてください。
作並駅から、ニッカウヰスキーまでの無料シャトルバス
無料シャトルバスについて
平成29年1月8日(日)から平成29年12月23日(土)までの土曜日・日曜日・祝日に限り、JR作並駅から宮城峡蒸溜所行きのシャトルバスを運行いたします(往復)。
〈シャトルバス運行時間〉
作並駅→宮城峡蒸溜所
8:59 / 9:47 / 10:53 / 12:01 / 12:59 / 13:43 / 14:42 /*15:45
(*15:45は見学はできませんので予めご了承くださいませ。)
(シャトルバスはJR時刻表に合わせてJR作並駅で待機しております。)宮城峡蒸溜所→作並駅
9:20 /10:00 /11:10 /12:20 /13:20 /14:20 /15:20 /16:10 /16:40
(JR仙山線ダイヤの運行状況によっては変更する場合もございます。)
車で行く場合
仙台からでしたら、国道48号線で山形方面に向かって約30分前後で着きます。ナビがなければ、同行者にGoogleMapを利用してナビしてもらうのが良いかも知れません。
現在地から、ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸溜所 〒989-3433 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地 で検索すれば連れていってくれるので、便利です^^
ウイスキーにあう、つまみで簡単に出来そうなものを紹介
お酒を楽しむには、それにあう美味しい『おつまみ』があれば、至福の時間に!
ニッカウヰスキーのツイッターで見かけた簡単レシピをメインにご紹介したページは、スケールアップし移動しました^^
お酒に合うおつまみシリーズは、チーズ系・魚介系・カクテル風など簡単に作れるものをチョイスしてます。またアレンジ方法なども書いてるので、チェックしてくださいね^^
LINKお酒にあう簡単おつまみ!ニッカウイスキーのオススメレシピとアレンジ術を紹介
さいごに
ウイスキーの蒸留所で学んだばかりですけど、試飲をしたら美味しくって♪ウイスキーの世界感もアリだなぁと感じた所なんです。
おつまみを見ても凄く美味しそうですし、これから、時々ウイスキータイムを楽しみたくなりましたっ♪
鶴。あぁ~~、ほんっと美味しかったぁ!買えるようになる為、がんばっろっと!
ニッカウヰスキー仙台峡蒸留所最高!かうたっくでしたっ♪
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