ロリポップには、公開(アップロード)フォルダという公開するブログを収納する入れ物を作る作業が必要です。それを作るときに運営中ブログと同じ公開フォルダ名を付けると、ブログが上書きされ消えて、404ページが出てしまいます。
ほかの(エックス)サーバーでは、自動的に公開フォルダを作成されます。ロリポップで運営ブログにアクセスしたら、新規で作ったブログが表示されてる場合の対処です。
LINKロリポップの公開アップロードフォルダとは?サブドメインを簡単インストール後にブログが404ページになった時の対処法
方法はリンク先の目次3:『独自ドメインを取り戻すためにすること』にある目次3.2:『ロリポップの提案』に書いてる事がよくわからない人用の補足ページです。
流れは、domain.comやnew.domain.comをDNSドメインネームーサーバーで登録処理して、公開フォルダを作成。独自ドメインやサブドメインにWordPressをインストールしてホニャっとしたらブログが復元され復活!詳しくは後述❦
ロリポップさんが教えてくださった対処法は完璧ですが、当時の私には分かりにくかったので、初心者向けに極力ハードルを下げて説明します。何をどうすれば良いか分かれば復元は簡単なので、見ていきましょう!
消えて404になったブログを復元する方法
上書きしたnew.domain.comを残したまま、消えて404ページになったdomain.comを復元し再度復活させ、どちらも残すための対処法を書いていきますね。
new.domain.comは消して、新たに公開(アップロード)フォルダを作り直す場合は、目次3:『独自ドメインを取り戻すためにすること』を読んでバックアップをとり、『簡単な方法、さらにデータの上書きをする。』を試してください。※冒頭のリンク
現状は、公開アップロードフォルダの設置ミスで、消えたdomain.comの公開フォルダと同じ名前のものを、書き込み上書きした状態で新しいブログnew.domain.comが表示されてます。
上書きされるから公開フォルダに同じ名前を付けちゃダメ!って事ですね。これさえ分かれば、1つ目のハードルはクリア!
消えたブログにもデータは存在する
運営中ブログは、別ブログが公開フォルダを上書きされ消えてる状態だけどデータ自体は残っています。ブログが消えたら、データも消えた!なんてことはないので、どこに保存されているかを確認していきますね。
WordPressは『サーバー』と『データベース』と言われるところの2か所にデータが存在して保存している状態が、実は普通だったり。サーバー上にあるFTP・またはFTPソフトでフォルダやファイルのバックアップをとってる場所です!
ではどんなところか説明していきますね^^
レンタルサーバーで、WordPressのファイル群が保存されている
消えたブログにも、サーバーにブログのデータファイルが保存されています。画面はロリポップのサーバーFTPですね。ここにフォルダやファイルが置かれています。
管理画面でCSSやPHPファイルを編集したもの、画像をアップしたもの、プラグインを導入したもの全てのファイル情報を保存しているワケです。
左側はPCの情報、右側はサーバーのフォルダやファイルなどをあらわしてるFTPソフトです。これで、プラグインとテーマ・画像などのファイルをバックアップすれば、復元に役立つワケです。
サーバーはブログを表示させるところで、必要なファイル達を全て保管している。FTPがムツカシイ場合は下記をどうぞ。
データベースに管理画面の情報が保管される
データベースって何かを簡単に言えば、WordPressの管理画面の設定関連全て、記事やコメントなど…保管されてる場所・情報の入れ物です。WordPressのデータベースはMySQLと言って、それを開くためにphpMyAdminというツール使います。
画像に映ってるLAA*******-++**++という名前データベースがあって、その中にあなたの消えたブログのデータが入ってるワケです。
インストールしたWordPressの数だけ情報が入っていて、消えたブログのテーブル接頭辞というwp1とかwp2など付けられたものがデフォルトであります。下記画像でイメージしてください。
テーブルにはブログの情報が入ってて、それぞれブログ毎に違った情報なので、器に乗った料理が違うから、該当のテーブル接頭辞を指定するイメージです。
データベースの中にあるテーブル接頭辞が整列してAブログのwp1群・Bブログのwp2群・Cブログのwp3群とテーブルが並んで、それぞれのデータを保存してます。
小難しい話ですが、あなたの消えたブログのテーブル接頭辞がwp3だとしたら、そこに消えたブログの情報が存在して保存されている!と言うことが分かれば、1000点満点の花丸です!
データベースには、ブログごとに情報が詰まっている。
ロリポップのライトプランはデータベースが1つだけだから、インストールしたブログの数だけテーブル接頭辞が存在する。
データベースを削除していない限り保存されている。
次に今からする流れを見て、順に設定してくださいね。
消えたブログを復元するためにやる事の流れ
消えたブログにも、FTPにファイル・データベースに情報がまだ存在し残っているのが分かった所で、これからする手順をサラリとチェックしておきますか^^
- サーバーにあるファイルを、FTPソフトでバックアップをとる
- 新たにWordPressを入れ、そのあと復元するため
- 公開アップロードフォルダ名を変更
- 変更前のは上書きされて、公開する場所を失ってるから変更する
- 消えたブログの公開場所を作るための変更
- 簡単インストールでWordPressを導入
- データベースも新たに導入することになる
- 管理画面の設定や記事などの情報は、新たにインストールしたブログのもの
データベースに残ってる消えたブログの『管理画面の設定や記事など』が保存されてるから、それを使えばOK!その使い方は、後でシッカリ書いてるので、安心してくださいね。
簡単インストールしたブログのデータベースから、設定できてるデータベースに変更するためにwp-config.phpと言う聞きなれないけど、データベースの情報が入っているファイル書き換えるんですね。
それを行うためテーブル接頭辞wp1とかwp2を確認して、ファイルを触ります。

テーブル接頭辞はこのイメージですよぉ❦
- テーブル接頭辞を確認する
- wp-config.phpを書き換える
- FTPソフトで、ファイルを復元
- ブログが復活する
ザックリした流れですが、詳しい工程を説明していきますね^^
ブログのファイルをFTPソフトでバックアップ!
今から消えたdomain.comのファイルをFTPソフトを使って、プラグイン・テーマ・画像フォルダのバックアップをとってください。
- フォルダのパスは、domain.com/wp-content/pluginsフォルダ
- domain.com/wp-content/themesフォルダ
- domain.com/wp-content/uploadsフォルダ
これらはあなたが入れているプラグイン・テーマ・画像のファイルが全て入ってます。PC側にダウンロードしてバックアップをとり、後で復元させましょうね!
さらに別のファイルも、バックアップをとってください。
- domain.com/.htaccessファイル ※転送などの設定ファイル
- domain.com/robots.txtファイル ※触ってなければ不要
- domain.com/wp-config.phpファイル ※データベースのテーブル変更確認のため
分かりにくい場合は下記をどうぞ。
完璧にバックアップが取れたら、次へどうぞ^^
消えたブログの公開アップロードフォルダを変更
ロリポップの管理画面ユーザー専用ページログインして、公開アップロードフォルダの名前がどうなっているのか、確認します。
サーバーの管理・設定より、サブドメイン設定をクリックして、公開フォルダの情報を見ていきますね。ちなみに次、その上の独自ドメイン設定より確認するので、チェックしてください。
new.domain.comなど上書きしてしまったフォルダ名と他のフォルダ名を見て、違うフォルダ名を付けてください。
同じだったら、今度はそれが消えちゃうので^^;
このように、サブドメイン(独自ドメイン)と同じ公開フォルダ名を付けるとカブらないので、オススメです(サブディレクトリも同様)。※何かスラッシュ/が入ってるのは、見逃してくださいね❦
上書きされ消えたブログの公開(アップロード)フォルダ名を確認してください。
同じ名前だから消えたので、設定を変更します。確認・変更をクリック!
公開アップロードフォルダ名が、どれともカブってなければOK!任意のものを入れて、書き換えできれば、更新をクリック。
これで、新しい場所に公開する準備が整いました^^
WordPressをインストールする
公開アップロードフォルダに新規WordPressを入れて、消えたブログの土台を作ってあげます。
簡単インストールからブログを入れてOK!注意点はザックリ下記の通り。
- インストール先URLは、公開するアドレスになるようにする
- ユーザー名は、誰にも悟られないものにする
- パスワードは強靭なものにする
- プライバシーで「検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する。」にチェックが入っているか確認する
ですがこの設定は後に、別のもの:消えたブログのものに変更します^^;
消えたブログのデータベースのテーブル接頭辞を確認
消えたブログのテーブル接頭辞は、WordPress簡単インストール履歴をみれば、簡単に確認できますよ!
サイト作成ツールよりWordPress簡単インストールから下へスクロースして、消えたブログのインストール履歴:サイトURLを確認してください。
テーブル接頭辞wp1_などをコピーして、メモ帳にでも貼りつけてください。
またはバックアップをとった、wp-config.phpのテーブルプレフィックスに書いてる番号を確認してもOK!
$table_prefix = ‘wp1_’;
そのテーブル接頭辞をセットすれば、記事やWordPerssの設定・ログインIDパスワードなど、全て元通りに戻る!
データベースを入れ替えるためファイルを書き換える
wp-config.phpファイルは文字コードをUTF-8bomなしを指定しなければエラーが出ます。管理画面にも入れない、ブログが真っ白画面になるエラーが…。なのでサーバーのFTPを直接触る2次災害を防止できる方法で説明しますね。
消えたブログのサーバーFTPに入り、一度バックアップをとってから作業します。ファイルを開いて、すぐに元に戻せるように準備してファイルを触れば安心ですよ。小ネタだけどこの方法は、便利なので活用してくださいね。
ロリポップFTPに入るIDとパスワードの確認方法
管理画面のサーバーの管理・設定より、ロリポップ!FTPをクリックしてもログインできます。
サーバーのロリポップFTPに入るIDとパスワードの確認方法は、アカウント情報にあるFTP・WebDAVアカウントと、FTP・WebDAVパスワードを見てください。
それをコピペすれば、ログインできましたね。よくわからない場合、以下を参考にどうぞ。
LINK外出先で使えるロリポップFTP!ファイル編集やアップロード・ダウンロード・ファイル転送ができて便利な使い方
wp-config.phpをロリポップ!FTPよりダウンロードしてバックアップする
該当のブログを選択して、wp-adminのある階層にwp-config.phpがあるのでリンクになってる青い文字をクリック!
すると下記画面になるので下へスクロールしてください。
一番下まで来たら『ダウンロード』とあるので、クリックしてPCへ保存できて便利です。
そのときダウンロードしたファイルは、wp-config-sinなど違う名前を付けてください。どれがどれか分からなくなると困るので。
これでPCに保存できたので、ファイルを開いてエラーが出たら、全てコピーして、ロリポップFTPの編集画面を全て選択して貼り付け保存すれば、エラーから元に戻すことが可能です。
直接FTPを触るときは、必ずこの作業をしていればエラーが出ても安心です。まずはエラーが出ないよう慎重に作業してくださいね。
wp-config.phpを編集する
このwp-config.phpを編集するには、パーミッションと呼ばれる編集の権限の指定をしなければ編集できません。現在の属性400となっているので、600など編集できるものに変えます。
要は、下記を600に変更して保存すれば、編集できる状態になるので変更保存してください。
変更したら、下へスクロールして保存をクリック!これで編集開始です。さっきメモしたテーブル接頭辞をデータベースに書き込み、変更します。
中ほどよりも下の方にスクロールすれば、このような書き込みがあります
/**
* WordPress データベーステーブルの接頭辞
*
* それぞれにユニーク (一意) な接頭辞を与えることで一つのデータベースに複数の WordPress を
* インストールすることができます。半角英数字と下線のみを使用してください。
*/
$table_prefix = ‘wp_‘;
このピンク部分wp_がテーブル接頭辞です。これを変更!
このように該当のものを入れて、保存してください。これで変更おしまい♪
意外とやってみたら、メチャクチャ簡単でしたね。※分かりにくければ、ご連絡をお待ちしてます!
最初にバックアップをとったファイル。それに追記した記憶がある場合は、同時に追記してください。追記してなければ、何も編集しません。
もし万が一、別のデータベース・アカウントで運営している場合は、下記を見比べて元のものへと変更してください。
// ** MySQL 設定 – こちらの情報はホスティング先から入手してください。 ** //
/** WordPress のデータベース名 */
define(‘DB_NAME’, ‘LAA*******-++**++‘);/** MySQL のユーザー名 */
define(‘DB_USER’, ‘LAA*******‘);/** MySQL のパスワード */
define(‘DB_PASSWORD’, ‘++**++**++‘);/** MySQL のホスト名 (ほとんどの場合変更する必要はありません。) */
define(‘DB_HOST’, ‘mysql***.***.***‘);
念のためブログを確認してください。これで表示されていたら、編集大成功!
次はセキュリティー面を考慮して、誰も書き換えが出来ないようパーミッションを400に変更して保存します。さっきの逆をするだけ。600になってるものを、400に変更。
出来たら、下へスクロールして保存!これで誰も編集できないからちょっと安心。
ほかの編集したファイルに追記する
ファイルのバックアップでとった.htaccessファイル・robots.txtファイルを編集している場合、追記してください。工程はwp-config.phpファイルと同じ、ダウンロードして編集するだけです。
.htaccessファイルは、独自ドメインの場合なら、wwwの統一など行ってるはずです。サブドメインでも、何らかの編集をしていないか、確認して追記してくださいね。
.htaccessファイルも文字コードがややこしいので、サーバーのFTPで慎重に編集すると、ほんのり安心ですよ。
FTPソフトで、ファイルを復元
さいごにFTPソフトを使ってファイルを復元していきます。
プラグインの入ったpluginsフォルダ、テーマのファイル群themesフォルダ、画像ファイル達uploadsフォルダをサーバーへアップロード!
これであなたの入れていたテーマと画像、プラグイン全て復元が完了します。
PC側からサーバー側の復元するときの注意!
- サーバー側のディレクトリ/domain.com/wp-contentを指定を間違えない
3つのフォルダを上書きして復元するわけですね^^
さいごに
ロリポップでは、公開アップロードフォルダの設定を間違えたら、ブログが消えるので、既存のものとカブらない工夫が必要です。復元でブログが復活するのは、データベースの指定とサーバーにあるファイルの両方を元に戻せばOK!
それをするのに、バックアップは絶対必要条件です。ブログファイルの入れ替えやサーバーの移転の時も、ほとんどやる事はかわりません。データベースやバックアップに慣れていれば簡単ですが、そうでなければヒト苦労ですよね。
ブログの復元でWordPress復活!おめでとうございます^^
それでは、かうたっくでした!
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