エックスサーバーで新規WordPressを導入後、ブログを公開までにする手順、独自ドメインなどの取得後(サーバーの引っ越し後)にする設定の工程です。
www有り無し・httpとhttpsのURLの統一、メールアカウントの作成関連、FTPソフトの設定、ログイン時のユーザー名の変更もセキュリティ面で必要になります。
見落としがないかチェックし、公開前に初期設定を、順番に済ませていきましょう!
URLの統一を行う
www.domain.comとdomain.comの統一と、SSL通信に変更した場合は、httpをリダイレクトしてhttpsにする設定を行います。
どのアドレスを入力してもhttps://domain.comのアドレスに転送:リダイレクトするように設定をすることで、URLを統一するワケです。httpsはSSL通信設定を行っている場合の記載なので、httpのアドレスの場合、必要ありません。
www.domain.comとdomain.comの2つのアドレスを現状持ってるので、wwwのほうへアクセスがあれば、domain.comに転送する書き方になります。※ドメインの登録(DNS)・サーバーにドメイン追加すればwwwも登録される。
ModPagespeed On # www無しのURLに統一 RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.domain\.com RewriteRule ^(.*) http://domain.com/$1 [R=301,L] # httpsに統一 RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
- 3行目の^www\.domaint\.comは、より正確にリダイレクトするために、正規表現ってものが使われてます。
www.domain.comの場合は、このように^www\.domain\.com変更。
あなたのドメインに変更してくださいね。
- 4行目RewriteRule ^(.*) http://domain.com/$1 [R=301,L]
ピンクの部分をあなたのURLに変更すればOK!
- 5行目は開けてください。
キチンと反映しないときがあるので、.htaccessは1行開けたほうが良いですよ。
- 6行目以降は、アドレスをhttpsに変更した場合のみ、追記してください。
SSL通信設定をしている人の記載なので、アドレスがhttpでエックスサーバーで新規ブログを作成する場合は、無料でできるSSL通信設定をした方が良いですよっ^^
SSL通信設定でhttps対応させたら、コピペしてくださいね。
URLの統一を行う.htaccessファイルの注意と、ファイルの場所
.htaccessファイルとは、転送の設定などを行うファイルです。WordPressのファイルは階層化されて保管されていて、そのファイルを置いた階層以下全てのディレクトリ(ファイル置き場)が転送などの設定が有効になります。
ブログを置いている場所に置いていれば、全てのブログに有効です。wp-adminフォルダやwp-contentフォルダのある階層がブログを置いている場所。
エックスサーバーなら、ドメイン/public_html/.htaccess
ロリポップなら、ドメイン/.htaccess
このファイルの編集は、文字コードを間違えたらエラーが出て面倒なので、Web上にあるサーバーのFTPで編集すれば、失敗は少ないです。
LINKWordPressのUTF-8Nbomとは!文字コード・改行コードについて
おかしな記載があると、ブログが表示されなくなってしまうファイルの1つなので、間違ったコードを書いてしまったら、追加した部分を削除してください。
ファイルの更新をする前後は必ずバックアップをとってください。更新後は、ブログを確認して表示されてたら成功です。
転送の設定後にはリダイレクトチェック|SEOチェックのためのSEOのツール集でチェックしてみてくださいね。
エックスサーバーで独自ドメインの場合
サーバーパネルにログインして、ホームページ欄にある.htaccess編集からも編集できます。
.htaccess編集をクリックして、該当のドメインを選択後、下記画像の.htaccess編集をクリックして、編集してください。
記載の間違いがないか確認して編集を確認して保存後、ブログを確認したりしてくださいね。
サブドメインの場合
httpでアクセスした場合、以下のようなメッセージが出たので、サブドメインも転送させます。
無効なURLです。
プログラム設定の反映待ちである可能性があります。
しばらく時間をおいて再度アクセスをお試しください。
ファイルマネジャー(後述)にログイン。
サブドメインフォルダ内にある.htaccessファイルに書き込んでください。
ドメイン/public_html/sub/.htaccess
ModPagespeed On # httpsに統一 RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
文字コードはUTF-8で保存すれば、問題なく表示されましたよ。
WordPressの管理画面のURLの変更も必要
サーバーでhttpsに変更しているので、WordPressの管理画面の設定でも変更をします。
アドレスをhttpsに変更した場合のみ、変更してください。SSL通信設定をしてないなら、アドレスの変更は絶対にしてはダメ!
- あとSSL設定直後であれば、
- 『無効なURL・SSL設定の反映がまだ』と表示される
- サーバー側のSSL設定後の登録が終わるまで
- 一時的に管理画面に入れないので注意してくださいね。
- 設定より一般を選択した、一般設定画面

管理画面でもURLを変更する。
変更前はこのように、なっていますよね。
WordPress アドレス (URL) :http://domain.com
サイトアドレス (URL):http://domain.com
下記のように変更します。

URLをssl通信になるhttpsに変更
WordPress アドレス (URL) :https://domain.com
サイトアドレス (URL) :https://domain.com
ちなみに、今すぐWordPressを今すぐ更新とありますが、更新前にはバックアップが必要です。エラーが出たら、頑張って作ったブログが上手く表示できない場合もあるので。
めんどうですが、データベースのバックアップをとってくださいね。
設定が終わったら下へスクロールし、変更の保存をクリック!コレをしなければ、反映されません^^

設定の変更保存
以上でアドレス変更は完了です。
ドメインのメールアドレスを作成する
ブログのドメインが付いたメールアドレスを作成するのは、ロリポップでもありますが、エックスサーバーも同様にドメインのhoge@domain.comと言うメールアドレスを作れます。
- メールアカウント設定から、該当ブログを選択
- メールアカウントの追加
- 新メアド・パスワードを入力、メールアカウントを追加作成を確定
※サーバー移転のばあい。
前サーバーで使ってたメールアドレスも登録。※メールアカウント一括登録からも作れる。
メールアカウント『hoge@domain.com』を追加しました。
- 必要であれば『メールアカウント一覧』より『転送』設定も行うと便利ですよ。

メールの転送を設定する場所
追加するのにサーバーのアカウント設定完了のメールにかかれた、下記情報を元に作成してくださいね。
受信メール(POP)サーバー:sv****.xserver.jp
送信メール(SMTP)サーバー:sv****.xserver.jp
ユーザー名(アカウント名): メールアカウント(ドメイン名を含む)
パスワード:メールアカウント追加時にお決めいただいたパスワード
WordPressのメールアドレスを変更したい場合
メールアドレスを、上記で作ったhogehoge@domain.comなどに変更したい場合は、ダッシュボードの一般設定から、メールアドレスを変更してください。

WordPressメアドの変更場所
このように、サーバーで設定したメールアドレスを設定画面で変更後、変更の保存をクリックして反映させてください。
WordPressのログインIDにもなりますし、あなたのプロフィール・コメント・管理画面右上のマークとして画像をつかうときGravatarの設定でも使えますよ。

コメント欄の画像

管理画面のプロフィールの画像

WordPress管理画面、右上の画像
LINKWordPress、Gravatar登録方法!メール・アイコン画像追加、サイトアイコンとの違い
FTPソフトの設定
エラーが出たとき復元するためのバックアップをとったり、フォルダやファイルをアップするサーバーに転送するためのソフトを導入設定する方法です。
サーバーパネルへログインします。
サーバーアカウント設定が完了したとき送られてきたサーバーアカウント情報のFTP「ホスト」「ユーザー」「パスワード」を見て設定します。
その後FTPソフトとサーバーを紐づけするため、サーバーのFTP情報をFTPソフトの設定をします。ファイルジラでの導入設定方法は、下記をどうぞ。
LINKWordPressバックアップ!FileZillaのダウンロード・インストール・設定方法の手順
FTPアカウント情報はエックスサーバーから届いたメールで確認
FTPの設定をするのに、サーバーのアカウント設定完了のメールにかかれたFTP情報を見て、追加します。
FTPホスト名(FTPサーバー名):sv****.xserver.jp
FTPユーザー名(FTPアカウント名):hoge
FTPパスワード:hogehoge
エックスサーバーのFTPアカウントは、サーバーID。FTPパスワードは、サーバーIDのパスワード。アカウント設定完了のメールで確認してください。
※このサーバーアカウント設定完了メールは受信メールから検索すれば、見つかりますよ。以降、確認するのに使うので、開いたままにしておきましょう。

エックスサーバーアカウント設定完了メール
WordPressがはいってるパスは、/domain.com/public_html/ココにWordPressのファイル群が入ります。

WordPressファイル群の入ってるフォルダ
public_htmlの中に、沢山のWordPressファイル群(wp-admin・wp-content・wp-includesフォルダなど)が並びます。
wp-contentフォルダ内には、管理画面から追加できるプラグインやテーマ・画像を保管。
WordPessファイルが置いてあるのは、エックスサーバーではあなたのドメインフォルダ内にあるpublic_htmlと覚えて置けばOK!
設定が終わったら、サーバーにあるWebFTPにもログインしておきましょう!
サーバーの引っ越しの場合、動作確認のURL設定
レンタルサーバーを引っ越してエックスサーバーに移行する場合、ブログが上手く表示されているか、動作確認をしておきたいところです。※新規作成時は不要
移行前のブログと同じ表示になっているか、リダイレクトはきちんと出来ているかなどをチェックします。今動作を確認しようにも、サーバー移行前だと旧サーバーの表示しか見ることができません。
そこでPC内にあるhostファイルに追記してエックスサーバーに置いたWordPressのデータベース・データファイルがキチンと表示されるかローカルで確認します。詳しく書いたページがあるので、確認してくださいね。
LINKエックスサーバー移行前の動作確認URLを設定!ローカルでブログチェックhostsファイル記入…お手伝いページ
DNSの設定
DNSとは、ドメインネームシステムといって、あなたがネット上で作ったdomain.comなどのドメインを登録して認証します。アドレスになる部分で俗い言うネット上の住所ですね。
DNSでドメインを登録し、WordPressのインストールでサーバー上にブログのデータを置いたので、これでネット上にブログを公開できます。
ユーザー登録情報浸透するまで、別のブラウザからみると閲覧禁止になってたり、登録が完全に浸透するまで数日かかる場合もあります。※サーバー引っ越しの場合は、旧サーバーの削除は慎重にしてくださいね。
※エックスサーバーでドメインをとった場合はもう、おわってるので次の項目は飛ばして、次の項目へどうぞ。
エックスサーバーのDNS
エックスサーバーのインフォパネルにログインして、画像のドメインパネルを開きます。

ネームサーバーの変更
ドメインパネルにある右側ネームサーバーの変更よりこのように、下記情報を埋め込んで登録します。確認・確定したらOK!
ネームサーバー1: ns1.xserver.jp
ネームサーバー2: ns2.xserver.jp
ネームサーバー3: ns3.xserver.jp
ネームサーバー4: ns4.xserver.jp
ネームサーバー5: ns5.xserver.jp引用元:エックスサーバーの【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ (試用期間)
※ムームードメインやお名前.comなどの場合、あなたがドメインの契約をした場所にネームサーバーの1から5を貼り付ければOKで次の項目をチェックしてください。
ネームサーバーがムームードメインの場合
- ドメインの移管をせずにロリポップからエックスサーバーへ引っ越し移行したばあい。
- キャンペーンドメインとは別のドメインのDNSサーバーを変更するとき。
- ドメインのみムームーで取った場合。
ムームードメインでのDNS設定の処理方法を書いておきます。引っ越しの場合は、動作確認を済ませてから、DNSを設定してくださいね。

ムームードメインからエックスサーバーのDNSを登録する手順
ムームードメイン、コントロールパネルより、ドメイン操作、ネームサーバー設定変更とクリックし、、該当のドメインのネームサーバ設定変更の処理をえらんでください。

ネームサーバーの設定変更画面
この画面が出てきたら、下へスクロール。

GMOペパボ以外 のネームサーバを使用する
ここにチェックをいれて、画像のようにネームサーバー1から5を埋めてください。
ネームサーバー設定変更をクリックしたら、完了です!
もし、認証に失敗したら、下記を参考にしてくださいね。※エックスサーバーの場合は、この画像の場所からDNSのセットアップを完了させます。
LINK:ロリポップでネームサーバー認証に失敗しましたと出た時の解決法!ムームーDNSのセットアップを完了させる手順
※DNSは以前より、Whois登録情報の確認が厳しくなっています。市区/州や住所1など正確な場所にキチンと書かないと、修正を求められます。
WHOIS情報を代理公開設定しているので、ユーザー登録情報を正確に書かないといけないからです。
私の場合、12日の猶予がありました。正確な住所を書いていても、書く場所や形式を合わせてあげることが大事なので、もしメールが届いた場合、修正してください。
その他の設定

エックスサーバー:その他、設定の確認場所
- PHP高速化設定(FastCGI化)はPHPバージョンが新しいので自動的にONです。
PHPの最新バージョンPHP 7.0.xでは、既に有効化済み。
PHPバージョンが古い場合でアクセスが少ない場合は負荷がかかってしまう場合も。。※ただしPHPのバージョンは最新バージョンを推奨。
PHP高速化設定(FastCGI化)
※プログラムの動作をFastCGI化することで、サーバー上に設置されているPHPプログラムによるCPUへの負荷を軽減し、プログラムの高速化を行う機能です。
※アクセスの少ないサイトの場合、無駄なプロセスが発生し、逆に負荷がかかってしまう場合がありますので、ご注意ください。
- ページの表示速度の高速化としてmod_pagespeed設定もあります。キャッシュが残る事があるので、スタイル変更したのに変更されないとき、offにしてください。
mod_pagespeed設定は、高速化を売りにしているテーマによっては、不具合が生じることも。※WordPress無料テーマCocoonと相性が悪いのでoffにしてる事を推奨します!
エックスサーバーのツール・お問い合わせ機能など
WordPressセキュリティ設定も確認してみるのもオススメです。またCGIツールはアクセスカウンターやメールフォームの設置も可能です。
LINKエックスサーバーでお問い合わせフォームを作成!プラグインなしで設置しメニューに置く方法
プラグインContact Form 7で済ますのも手で楽ですよ^^
phpMyAdmin
- phpmyadminは、WordPressのデータベースMySQLをバックアップや復元するときphpmyadminが入り口になります。
初心者向けページは下記。
LINKWordPressのデータベースMySQLって何?タンス?phpMyAdminログインの詳細から説明
バックアップ方法は下記ページが分かりやすいですよ。
LINKそろそろ始めよっ♪WordPressデータベースのバックアップ!エクスポート詳細設定方法を、初心者がメチャクチャわかるよう説明
※サーバー移転中の場合、次の工程もチェックを(新規の場合はスルー)
アクセス解析は、導入すればココからも解析することは可能です^^
WordPressなどブログでの設定・登録関連
エックスサーバーで行える設定の確認は以上です。
次にWordPressの初期設定
投稿設定の更新情報サービス(ping設定)・表示設定・ディスカッション・メディア・パーマリンク設定など。下記に一部触れてます。
サイトマップに登録して、投稿したとき自動的にGoogleやbingにお知らせするプラグインは導入してください。
運営していくと必要なプラグインは増えていくので、WordPressで運営するにあたって、最低限入れておくと良いプラグインを下記で紹介してます。
プラグインを導入したら、プラグインで必須項目のみ設定してください。
- WordPressのテーマは決まりましたか?
テーマの設定でプラグインとかぶるものがあれば、そのプラグインの機能は不要です。テーマの設定を行ってくださいね。
設定と同時に次。
SNSなどの登録・アイコンの作成など
TwitterやFB・はてなブックマーク・インスタなどなどの登録。
それに伴いアイコンの作成。
バックアップを一度とっておく
はじめてのWordPressはやる事が沢山あるけど、設定など全て終えたとき・記事を書いたあと・装飾の変更やカスタマイズしてファイルを編集後は、バックアップを!
エラーが出たら、復元する。と言った具合になります。
全てをあなたが管理するので、バックアップをとる習慣は身につけてくださいね。
エックスサーバーのバックアップは泣けるほど簡単!下記をチェックして、超簡単にバックアップをとりましょう^^
アナリティクスの登録
テーマの設定で、アナリティクスのトラッキングID(アクセス解析するコードなど)を入力したら不要ですが、入れてないならテーマのhead内にトラッキングコードを入れます。
LINKGoogle Analyticsで解析やるよ!トラッキングコード挿入場所と自分フィルタ、設定設置時の注意点!
SearchConsoleの登録
サーチコンソールの登録はおわりましたか?httpからhttpsに変更しても、サイトの登録・所有権の確認が必要です。
LINKサーチコンソールでサイト追加・所有権の確認・検索パフォーマンスを改善方法!アナリティクスと連携・httpからhttpsでSSL対応後の行程
あとはアドセンス・アフィリエイトも必要に応じて設置・登録してくださいね。
それでは、かうたっくでした。
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