WordPressで画像(写真)などをアップロードしたとき、記事xmlファイル・データベースsqlファイルをインポートでエラーが出る原因は、ファイルのサイズがPHPで指定された設定より大きいのでエラーが出てしまいます。
あつかっているサーバーの環境によってhttpエラーなど出ます。その対処法を間違うと、管理画面に入れない・ブログが表示されないhttp500エラーが出るサーバーもあるんです。
投稿関連の最大サイズ値を指定するpost_max_size
・アップロードするファイルの最大サイズを指定するupload_max_filesize
の変更する方法を順番にチェックしてください。
ファイルのアップロードでエラーが出た状況
使っている環境によって、エラーの表示やエラー内容の言葉が変わってきますが、記事・データベースのインポート、ファイルのアップロードでのエラー状況をチェックして対処してください。
記事xmlファイルのインポート中のエラー
エラーが発生しました。
ファイルが空のようです。中身のあるファイルをアップロードしてください。このエラーは php.ini ファイルでアップロードができない設定になっているか、post_max_size が upload_max_filesize よりも小さく設定されているために発生している可能性もあります。
運営していくと増えてい行くのが記事ですが、WordPress管理画面からできる記事のインポート中、エラーが出たらphp.iniの設定を変更して、アップロードできるファイルの重さ・サイズを増やせば対応できます。
データベース全部より軽いので記事関連のみ導入したい場合、画像やカテゴリなど一気に追加できる、この方法が便利です。方法は下記リンク。
LINK初心者向け!WordPressのバックアップ方法、記事をエクスポートする手順
ただ、記事数が大きくサイズが膨大過ぎる場合は、次。
記事のサイズが大きすぎる場合の対処
php.iniの設定を大きくしても厳しい場合は、データベースから記事のみ圧縮しエクスポートして、アップロードするのも手です。記事はwp_posts
に入ってますが、カテゴリや画像などは、別途取得してくださいね。
該当ブログ接頭辞を全て選択するのではなく、該当接頭辞のwp_posts
のみエクスポートしてインポートするなど工夫するのもありです。後述。
もうどうにもならない程巨大化したサイトでしたら、サーバーの変更やサブディレクトリなどでカテゴリわけして運営するなどですかねぇ^^;
LINKサーバー同一アカウントで複数ブログの選択肢!サブドメイン・サブディレクトリ・マルチドメインの違い
データベースsqlファイルをインポート中のエラー状況
sqlファイルをアップロードしたとき、下記のようなエラーがでます。
アップロードしようとしたファイルが大きすぎるようです。この制限に関する対策については ドキュメント をご覧ください。
対処としてはSQLファイルを圧縮してエクスポートしたり、該当ブログの接頭辞たとえばwp_の場合wp_posts。
postsは記事が入ってるので重たいから、wp_postsのみ選択して圧縮エクスポートするなどですかね。エクスポートの方法は下記を参考にどうぞ。
LINKWordPressデータベースのバックアップ!エクスポート詳細設定方法の説明
記事が膨大になり過ぎたら、上述リンク通りサブディレクトリで運営とか…一度、後述のファイルのアップロードサイズを変更した方がいいですね^^
メディア(画像・写真)のアップロード中のエラー
HTTP500内部サーバーエラー(Internal Server.png
HTTP500内部サーバーエラー(Internal Server.png は、このサイトのアップロードサイズ上限を超えています。
最大アップロードサイズ: **
場合によっては
**.png
httpエラー
などと出るサーバーもあります。
画像が大きすぎるときの対処
画像サイズを小さくリサイズしたり、画像をTinyPngなどで圧縮したりしてアップロードしてみるなど対処も必要だったりします。
リサイズしたりアイキャッチ画像の作成に便利なアプリは下記を^^
大きいサイズのままアップロードしたい場合、次を試すとアップロードできますよ。
アップロードサイズを変更する
アップロードしたファイルが大き過ぎてサイズが超過したときは、upload_max_filesize
・post_max_size
がアップロードしたファイルより数値が小さいので、大きく設定すればOK!
ただ各レンタルサーバー・ローカルなどサーバーの環境によって対応が違ってきます。
- レンタルサーバーのPHP設定で、php.iniの設定の変更ができる場合
- サーバーにphp.ini設定がない場合はphp.iniファイルを編集
- そんなのない場合、.htaccessファイルで編集
- 他!?…略…
php.iniの設定があるのに、.htaccessにコードを書くとhttp500エラーが出るレンタルサーバーもあるので注意して順番に確認してください。
サーバーがロリポップの場合、下記に詳しく書いてるのでどうぞ。
LINKロリポップ!ファイルのアップロードサイズupload_max_filesizeを20M以上に設定する方法
php.iniの設定を変更したいとき
サーバーの管理画面にある該当アドレスのPHP設定:php.ini設定を開いて変更します。下へスクロールし『その他の設定』画面で『upload_max_filesize』と『post_max_size』同じ数字に変更すればOK!
ロリポップは、サーバーの管理・設定よりPHP設定へ。
php.iniファイルでアップロードサイズを変更する
例えばBitNamiなどのローカル環境では、サーバーのようなphp.ini設定画面がないので、php.iniファイルを編集します。
※レンタルサーバーによって編集が出来たり出来なかったりする
BitNamiの場合パス:C:\Bitnami\wordpress-数字\php
※WordPressが入っているディレクトリの直下のphpフォルダ内
phpと明記されてるファイルは沢山あるけど、ファイルの種類がINI。コレを編集してください。
ファイル名は:php.ini-productionか、php.ini-development(どちらもで行っても同じ結果になる)
php.ini-productionファイルとphp.ini-developmentファイルの編集箇所は下記のとおり。
文字コードはShift-Jisで改行コードはWindowsの環境ではCR+LFでしたが、上書き保存をクリックすれば、問題ありません。※テキストエディタはAtomとTeraPadで試した
該当箇所は、私の環境では809行目にありました。その項目は下記。
; Maximum allowed size for uploaded files. ; http://php.net/upload-max-filesize upload_max_filesize = 30M ; Maximum number of files that can be uploaded via a single request max_file_uploads = 30M
upload_max_filesize = 30M
max_file_uploads = 30M
などに変更します。
.htaccessファイルでアップロードサイズを大きくする
上述の設定が出来ない場合はこの方法でアップロードサイズを大きくします。
.htaccessファイルの最後、1行開けて下記を追記してください。
php_value upload_max_filesize 30M php_value post_max_size 30M
※30Mの数値はアップロードしたいファイルより、大きい数値を入力
エックスサーバーやへテムルなどのサーバーでは、php_valueを使った記載はhttp500エラーがでるので、php.ini設定で編集してください。
.htaccessファイルでアップロードサイズの編集しても反映しない場合
考えられる原因は3つ。
- .htaccessファイルに
upload_max_filesize
の変更をしても、反映しないならmax_file_uploads
も同時に同じサイズまで上げてください。 - サーバーが設定しているリミットサイズ以上に設定しても反映しないでしょう。。
- レンタルサーバーの設定で.htaccessの記載が優先しない設定になっている場合も。
ロリポップの場合ですが、サーバーのリミットサイズの件など…参考にどうぞ。
LINKロリポップ!ファイルのアップロードサイズupload_max_filesizeを20M以上に設定する方法
ローカル環境の場合は、下記引用内の欲しい情報リンクあたりを探してください。色々見てると参考になりますよ。
注意: 関係する設定に関する注記
php.iniの file_uploads, upload_max_filesize, upload_tmp_dir, post_max_size, max_input_time ディレクティブも参照ください。
さいごに
ブログ運営をしていると、アップロードサイズの変更は必要になる場合もあります。環境にあわせた・あった方法を選ばないと、エラーが出るので注意してください。
無事ファイルをアップロードできる環境になったら、ひと声まってますね^^
それでは、かうたっくでした。
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