エックスサーバーでFTPソフトが接続できない、WebFTPに入ってもファイルを読み込めない事があります。その原因で考えられるものを全てと、その対処法をご紹介。
- 接続ができない場合
- 接続可能だけど、ファイルが読み込まない場合
WordPressでコードを書き間違えてエラーが出たとき、WebFTPから入って直すのが簡単ですが、ファイルを読み込めないと意味がありません。
とくに後者は、一通り目を通しておくと『いざエラーが出たとき』WebFTPを利用するのに役立つので、チェックしてください^^
FTPソフトが接続できない原因
はじめに、接続ができない場合。
接続できない原因として、個人的に考えられたのは下記3つ。
- FTPソフトの初期設定・FTPサーバーのホスト・ユーザーアカウント・パスワードの間違い
- パッシブモード(PASV)での接続をしてみる
- お家のセキュリティが接続を邪魔している
FTPソフトで出た『550 XPWD: Permission denied』などメッセージが気になる場合、上記リンクをチェックしてください。
- うちで設置しているセキュリティの場合
- 一時接続を停止してつながるか調べます。つながらなかった場合は、後述の3つが原因なので、順番に見て行きましょう。
FTPソフトの設定を、パッシブモード(PASV)での接続になっているか確認
ファイアウォールで困ってる時、この設定をして通信してください。
- FFFTPのPASVモードの設定を確認方法
FFFTPソフトは、接続をクリック。ホスト一覧でサイトを選択したら、設定変更。ホストの設定で、拡張タブを選択。PASVモードを使うにチェック。さいごにOK!
- FileZillaのPASV設定
FileZillaなら、ファイルよりサイトマネージャをクリック。サイトを選択し、転送設定のタブを押す。転送モードをパッシブにして接続してください。
それでもダメな場合は、1番:FTPソフトの接続設定があっているか、試してください。順番は、可能性の高いモノから、調べてみてください。
エックスサーバー、FTPソフトの設定を確認する
エックスサーバーは、FTPアカウントの設定がまず必要です。1つとっていると、複数のブログを運営していても全て接続できます。
- 1つのブログにFTP設定を有効にしておくと、間違い防止になりそうですがお好みで。
詳しい設定方法は、下記見出し:『サーバーでFTPアカウント作成』をどうぞ。その他の設定も書いてるので、ザッとチェックしてると、安心ですね^^
LINKエックスサーバーで新規WordPressを導入後、サーバーと管理画面でする設定

サーバーパネルのFTPアカウント設定の場所
初期設定がお済なら、サーバーパネルへログインして、FTPアカウント設定より、FTPソフトの設定をクリックし内容をFTPソフトに入力してくださいね。
- FTPサーバー(ホスト)名
- sv****.xserver.jp
- ユーザー名(アカウント名)
- hogehoge
- パスワード パスワード
- (サーバーパネルのパスワードと同じ値)
どうやって設定するか確認したい場合、下記をどうぞ。
LINKWordPressバックアップ、FileZillaの使い方!設定方法の手順
LINK初心者へFFFTPの導入・初期設定とそのバックアップ!困ったときの対処法
FTPを接続しても、ファイルを読み込まない原因
エックスサーバーでFTPソフトやWebFTPの接続が可能なのに、サイトのファイルを全く読み込まない。その原因は、FTPのアクセス制限の場合が多いです。
セキュリティを考えIP制限した場合、IPアドレスが違っていればファイルは読み込ません。
サーバーパネルにログインして、FTP制限設定を確認してください。
エックスサーバーのFTPアクセス制限設定の確認と追加方法
FTP接続許可IPの一覧にあなたのIPアドレスがあります。
隣のタブIPの追加をクリックしたトコロに、現在のIPアドレスが確認できるのでチェックして許可するIPアドレスを追加して、追加完了させてください。
- 設定対象は、サーバーアカウントすべてか、独自ドメイン毎。選択可能
これでFTPソフトでファイルを読み込むので、ファイルの転送が可能です!
WebFTPがファイルを全く読み込まない
FTPのアクセス制限を運営者が行ったとき、あなたのIPアドレスのみ入力したので、WebFTP経由でアクセス制限されている状態です。
- WebFTPのIPアドレスを追加すれば、ファイルを読み込みます。

FTP制限で自分とファイルマネージャのIPを追加した状態
IPをコピペしてファイルマネージャーからのアクセスも許可してくださいね!
まだ該当サイトのWordPressファイル一式、FTPソフト・WebFTPで読み込まない
この場合『サーバーパネル』にある『FTP制限設定』の『設定対象ドメイン』のみIPアドレスで制限をしてないか確認してください。
『サーバーアカウント共通』で正しいIPアドレスを追加しても『設定対象ドメイン』のIPアドレスが違うものならFTPソフト・WebFTPで該当サイトのみWordPressファイル一式は表示されません。
- 正しいIPアドレスを設定する場合
- 編集してIPアドレスを入力・保存
- 対象ドメインのみIPアドレス制限を解除する場合
- 削除・保存してください。
ルート直下に.ftpaccessができるからアクセス制限が有効になる
サーバーパネルからFTPのアクセス制限をおこなうと、IPを許可するためのファイル.ftpaccessファイルができます。※設定対象ドメインにのみFTP制限を行った場合:該当フォルダ内(直下gaitou.com/.ftpaccess)にできる
内容は下記の通り。
<Limit ALL> Order Allow, Deny Deny from all Allow from ***.**.***.** Allow from ***.*.*.* </Limit>
別サーバーを利用中でしたら.ftpaccessファイルからでも変更も可能ですが、エックスサーバーならサーバーパネルから変更した方が安心です^^
以下は『設定対象ドメインのみ』FTP制限を行った場合:(gaitou.com/.ftpaccess)
<Limit ALL> Order Allow, Deny Deny from all Allow from ***.*.*.* </Limit>
Allow from ***.*.*.*
Allow from
に、IPアドレスを追加することも可能です。が、ファイルの扱いには注意を!
- このファイルにサーバーパネルから追加したIPアドレスが追加される
- このファイルがある下層、すべてアクセス制限をかける
- 該当IP以外からのアクセスには、全てファイルが読み込まれない
- セキュリティ的に安心^^
まだFTPソフトがうまくファイルを読み込まない場合
上記を試しても、ウマく読み込まない場合、PC側とサーバー・FTPソフトとの相性が悪い場合があります。そのときは、別のFTPソフトを使ってください。
エックスサーバーでこのような事が起きたわけではありませんが、同じ家の環境でもPCによって『あう』・『合わない』があったので。
下記リンク先の見出し:3章『FileZillaの接続方法』3.2『FileZillaの状態とは何か』で触れてます。
さいごに
ついWebFTPの追加を忘れ、エラーが出た時ログインしてもファイルが取得されず…。。FTPソフトを開いて、ダウンロードして『エラーの確認・修正、アップロード』をしました^^;
突然のエラーで復元の下準備をしてなかったので、結構時間がかかって…。
- FTPにアクセス制限したら、WebFTPのIPを追加してくださいね!
またバックアップはエラーがでたとき、簡単に復元する用に、とってると安心です。エックスサーバーは簡単にバックアップができるから、便利です^^
LINK超簡単、エックスサーバーのバックアップ!データベースMySQL・WordPressファイルから復元をオススメ
たまに『ファイルが文字化け』してる場合もあり、注意も必要で^^;
WordPressをしていると、凡ミスでエラーが出ることがあるので、復元方法もチェックしてくださいね。
LINK簡易的バックアップ!初心者用WordPressファイル内説明と、5秒で復元する方法
それでは、かうたっくでした^^
Comments
かうたっく様
先日よりずっとお世話になっております。鈴木です。
本日もご返信いただき、ありがとうございます。
引き続きfilezillaと格闘中です。
かうたっく様に教えていただいたように、パッシブモードに切り替えてはみましたが、結果は同じようです。
filezillaを再度起動し、サイトマネージャーから自分のサイトを指定してパッシブモードに切り替えたうえでローカルサイトのheader.phpにコード等は入れずにenterキーで余白を作って上書きし、ファイル転送を試みてみたところやはり同様の症状が出ました。
接続→header.php上書き転送後のエラーメッセージは、以下のものになります。
状態: 接続を確立しました。ウェルカム メッセージを待っています…
状態: TLS を初期化しています…
状態: 証明書を検証中…
状態: TLS 接続が確立されました。
状態: ログインしました
状態: C:\Users\rikoriko0826\header.php のアップロードを開始しています
状態: 2,723 バイト (1 秒) のファイル転送に成功しました
状態: “/” のディレクトリ リストを取得中…
状態: “/” のディレクトリ リストの表示成功
状態: サーバーから切断されました
状態: サーバーから切断されました: ECONNABORTED – 接続が閉じられました
ちなみに、パッシブモードに切り替える前に念のためfilezillaにてpluguns・themes・uploadsのバックアップを取ってみたところ、themesは正常に転送できたようなのですが、uploadsの際に以下のエラーメッセージが出てしまいました。
状態: 2,811 バイト (1 秒) のファイル転送に成功しました
状態: /oyakudachi-ahiru.com/public_html/wp-content/uploads/2019/03/double-bed-1215004_1280-100×100.jpg のダウンロードを開始しています
コマンド: PASV
レスポンス: 227 Entering Passive Mode (183,90,241,131,234,166).
コマンド: RETR double-bed-1215004_1280-120×68.jpg
レスポンス: 150 Opening BINARY mode data connection for double-bed-1215004_1280-120×68.jpg (1960 bytes)
エラー: サーバーから切断されました: ECONNABORTED – 接続が閉じられました
エラー: 1,960 バイト (1 秒) の転送後にファイル転送が失敗しました
状態: サーバーから切断されました
状態: sv7610.xserver.jp のアドレスを解決中
状態: 183.90.241.131:21 に接続中…
状態: 接続を確立しました。ウェルカム メッセージを待っています…
状態: 1,963 バイト (1 秒) のファイル転送に成功しました
状態: /oyakudachi-ahiru.com/public_html/wp-content/uploads/2019/03/double-bed-1215004_1280-1024×682.jpg のダウンロードを開始しています
状態: 52,093 バイト (1 秒) のファイル転送に成功しました
状態: /oyakudachi-ahiru.com/public_html/wp-content/uploads/2019/03/double-bed-1215004_1280-768×512.jpg のダウンロードを開始しています
状態: TLS を初期化しています…
状態: 証明書を検証中…
状態: TLS 接続が確立されました。
状態: 31,687 バイト (1 秒) のファイル転送に成功しました
状態: /oyakudachi-ahiru.com/public_html/wp-content/uploads/2019/03/double-bed-1215004_1280-300×200.jpg のダウンロードを開始しています
状態: ログインしました
状態: /oyakudachi-ahiru.com/public_html/wp-content/uploads/2019/03/double-bed-1215004_1280-120×68.jpg のダウンロードを開始しています
状態: 7,436 バイト (1 秒) のファイル転送に成功しました
長くてすみません。
さらに、plugunsのバックアップを取っている最中には、初めて以下の警告も表示されました。
このアプリの機能のいくつかがWindows Defenderファイアウォールでブロックされています」
こちらについては検索してみてどうにかアクセスを許可したことで多分事なきを得たようです。
FTPソフトの設定とFTP制限設定と、『設定対象ドメイン』のみIPアドレスで制限をしてないか、については確認済です。
いつもお手数をおかけして本当にすみません。
調べても調べてもなかなか解決には至らず、問題が山積みです。
どうか、お知恵をお借りできますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
鈴木
鈴木さんに❦
こちらはどういった状況かが分かりません。具体的にどこが?と言えばそのあとに続くFTPが行った内容を見て、違和感的・変だなって思ってる状況です。
Users\rikoriko0826\header.php ローカルだと思いますけど、明らかにパスがオカシイような気がしてます。
wp-content/themes/cocoon-child-master/tmp/header.php などなら分かるのですが。
※ローカルであればFTPソフトを使わなくても、header.phpのディレクトリを開きコピペするだけでWordPress管理画面での変更ではなく、ローカル上にあるheader.php(PC内に置いてるファイル)へ直接アクセスできる状態だったり。
鈴木さんからの2つ目の案件について
参考元:http://mzhhate.hatenablog.com/entry/2016/03/26/164301
FileZillaを開いて自分のサイトを選択。
一般タブにある『暗号化』はどのような表示になっていますか?
『明示的なFTP over TLS が必要』もしくはその上にある『使用可能なら…』にしてみるなどってことかもですが。
ダメだった場合は、再度ダウンロードを試してみるのが良いと思います。
『Windows Defenderファイアウォールでブロック』の件
ホワイトリストなどに入れるなどの対応などで解決されたようで何よりです^^
かうたっく様
鈴木です。
謝辞のみお伝えしたく、連絡しております。
連日、質問を重ねてお手数をおかけしましたこと、申し訳ございませんでした。
今まで、たくさんの質問事項に関して懇切丁寧にご指示・ご指導くださり、
本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
鈴木